ＰＤＦ入稿のメリットを享受するためにはフォントは必ず埋め込んでください。
通常のＰＤＦ変換ソフトはデフォルトで「フォントを全て埋め込む」設定になっています。
フォントの埋め込まれていないＰＤＦデータは弊社にお客様と同じフォントを所有していない場合、
代替フォントに差し換わってしまい、お客様の意図したデザインと仕上がりが変わってしまいます。
そのため弊社ではデータチェックしてフォントが埋め込まれていない場合は、その旨をお伝えし、
PDFの再作成・再入稿をお願いする場合があります。

オフセット印刷に必要な写真の解像度は推奨350dpiです。
お客様のモニタ上で綺麗に見えていても、印刷物にすると酷く品質の劣った印刷物となる場合がございます。
弊社でも解像度のチェックは行いますが、入稿の際は十分に御注意ください。
特にインターネット上の画像を同寸で配置した場合、解像度は必然的に足りませんので御注意下さい。
pdfファイルを400％〜800％に拡大してご覧下さい。鮮明に見えればＯＫです。
ｐｄｆ化前のデーター作成時の画像解像度に注意してください。

お客様の仕上がりは、＜縁あり＞ですか？＜縁なし＞ですか？
断裁箇所まで及ぶデザインをする場合（縁なし印刷）は、仕上がりサイズ＋3�oの塗り足しを必ずつけてください。
断裁機の精度上の都合、わずかなズレで縁に白地が出ないようにするためです。
Word等のワープロソフトで塗り足しが必要なデザインをするためにはドキュメントのサイズを転地左右に３�oずつ大きくする必要があります（A4なら210×297ｍｍに対し216×303ｍｍ）
縁有り印刷でも、仕上がりサイズ上やギリギリにあるデザインも断裁ずれによりカットされることがあります。
例えば、仕上がりＡ4サイズをご希望の場合、背景は210×297ｍｍ、テキストやデザインデーターは206×293ｍｍ内に収めるようにしてください。

特にMSオフィス系のソフトでは
ボールド(文字を太らせる)処理は、ＰＤＦ変換したときに文字が潰れてしまうことがあります。
透明・影付き処理も、格子状に変換されることがあります。
トラブルを避けるために上記の処理は基本的に行わないで下さい。
文字を強調したい場合は別のフォント等を使用することを推奨致します。

ダウンサンプルとは不必要に大きいサイズのまま張り込まれた画像を適正値に変換するＰＤＦ生成のための内部処理のことです。ファイル容量と画像の容量は密接な関係があります。弊社では基本的にお客様が適正解像度と適正サイズで元データを作成していることを前提としてダウンサンプル「オフ」を推奨しております。ただし従来のワークフローにて大き目のＥＰＳファイルをリンクで恒常的に張ってきたお客様には、ファイルサイズを肥大化させないためにダウンサンプルは「オン」してください。
・ダウンサンプルのモードは「バイキュービック」
・カラー画像の解像度は350dpiとしてください